親が施設へ入居するときの実家片付け|残す物・処分の順番

親が老人ホームや介護施設へ入居することになると、施設の準備と同時に「実家をどうするか」という問題が出てきます。

パワーセラーでは、施設入居に伴う実家片付けは、本人と子どもが一緒に相談されるケースが多くあります。

遺品整理とは違い、ご本人がまだ生活しているため、まず施設へ持っていく物を選び、その後に家へ残る大量の家具や家電、生活用品をどうするか決めていきます。

この記事では、当社の実際の片付け現場をもとに、施設へ持っていく物、家に残りやすい物、実家を空にする流れを紹介します。

家具や生活用品が残った家の居間
当社の片付け現場例。長く住んだ家では、施設などへ持っていく物を選んだ後も、多くの家具や生活用品が残ります。

施設入居では親子で相談することが多い

施設入居に伴う片付けでは、ご本人だけ、子どもだけというより、本人と子どもが一緒に相談しながら進めるケースが多くあります。

本人は「これは持っていきたい」、子どもは「これは実家に残しても使わない」といったように、生活に必要な物を確認しながら仕分けます。

遺品整理と違い、ご本人に直接確認できることが大きな特徴です。

施設へ持っていく物は意外と少ない

当社の経験では、施設へ持っていく物は、長年住んだ家にある家財の中ではごく一部です。

よくあるのは、次のような内容です。

持っていく物 当社で多い例
衣類・雑貨 段ボール箱で10箱前後になることが多い
収納用品 プラスチック製の衣装ケース
家具 ベッド
家電 テレビ、場合によっては冷蔵庫・掃除機

もちろん施設ごとに持ち込める物は異なりますが、実際の片付けでは、家にある物を全部持っていくのではなく、新しい生活に必要な物だけを選ぶ形になります。

家には家具と洗濯機が多く残る

施設へ持っていく物を取り分けると、実家にはかなりの量の家財が残ります。

当社の現場では、ほとんどの家具と洗濯機がそのまま残るケースが多くあります。

ベッドやテレビは施設へ持っていくことがありますが、タンス、食器棚、テーブル、椅子、収納家具などは家に残ることが多く、そこから実家全体の片付けが必要になります。

比較的新しい家電がある場合は、子どもが自宅で使うため引き取るケースもあります。

家の片付けと仕分け作業を行うスタッフ
当社の片付け作業中の様子。残す物・運ぶ物・処分する物を確認しながら、家財を仕分けて搬出します。

実家は最終的に空にすることが多い

施設入居後、実家をそのまま残すより、家財を撤去して室内を空にする依頼が多くあります。

片付けが終わった後は、不動産会社と相談し、売却へ進めるケースがよくあります。売却や解体を予定している場合の片付けは、空き家を売却・解体する前の片付けで詳しく解説しています。

そのため、施設入居時の片付けは単なる「引越しの不用品処分」ではなく、これまで住んでいた家を閉じるための片付けになることが少なくありません。

家具や家電だけでなく、押入れ、食器棚、物置、納戸などに残っている生活用品も含めて、家全体を空にしていきます。

引越しとは片付け量が違う

一般的な引越しでは、自分の物を自分で整理し、必要な物を新居へ運びます。

一方、施設入居では、新しい居室へ持ち込める物が限られるため、長年住んだ家に大量の物が残ります。

そのため、施設への荷物運搬よりも、実家側に残った家財の片付けの方が大きな作業になるケースがあります。

遺品整理との違い

施設入居時の片付けは、遺品整理と似ていますが、本人がまだ生活している点が大きく異なります。

遺品整理では、遺言書、通帳、保険証書、写真、思い出の品などを探しながら仕分けることがあります。

施設入居の場合は、ご本人が必要な物や貴重品を先に確認していることが多いため、遺品整理ほど「探し物」が多くないのが当社の実感です。

ただし、片付け中に貴重品などが見つかった場合は、処分せず本人や家族へ渡します。

遺品整理と不用品回収の違いはこちら

立会いなし・遠方の家族にも対応する

施設入居に伴う片付けでは、家族が遠方に住んでいる、何度も現地へ来られない、作業日に立ち会えないというケースもあります。

当社では、こうした案件の経験もあります。

また、本人や家族から直接依頼されるだけでなく、不動産会社、介護施設などを通じて相談につながるケースもあります。

立会いなしで進める場合は、事前に残す物、処分する物、施設や子どもの家へ運ぶ物を明確にしておくことが重要です。

施設へ運ぶ物と処分する物を分ける

実際の片付けでは、最初に家の中の物を大きく3つに分けると進めやすくなります。

区分
施設へ持っていく物 衣類、日用品、衣装ケース、ベッド、テレビなど
家族が引き取る物 比較的新しい家電、家具、思い出の品など
片付け・処分する物 残った家具、洗濯機、食器、生活用品など

この分け方が決まっていれば、施設への運搬と実家の片付けを同じタイミングで進めやすくなります。

実際の施設入居案件

パワーセラーでは、配偶者が亡くなった後に一人暮らしを続けていた方が介護施設へ入ることになり、戸建て3LDKの家財を一式片付けた事例があります。

この案件では、タンス、ベッド、大型家電、衣類、食器、本など、30年以上住んだ家に残った大量の家財を、スタッフ8人・トラック5台・約5時間で片付けました。

このように、施設へ持っていく荷物自体は多くなくても、実家側には一軒分の家財が残るため、大人数での作業になることがあります。

料金は物量や搬出条件によって変わるため、この記事では金額を固定して案内せず、サービスページで実例とあわせて掲載しています。

実家の片付け料金や作業事例は、下記のサービスページで確認できます。

家財の片付けが完了して空になった室内
当社の片付け完了後の現場例。施設入居後に家を売却する場合などは、室内の家財を撤去して空にする依頼があります。

よくある質問

Q老人ホームへは家の家具を全部持っていけますか?
A施設ごとに持ち込める物やスペースが異なります。当社の案件では、衣類・雑貨を段ボール10箱前後、衣装ケース、ベッド、テレビなどを持っていき、家には大半の家具や洗濯機が残るケースが多くあります。
Q施設へ持っていく荷物も運んでもらえますか?
A運搬に対応する業者であれば可能です。実家の片付けとあわせて、施設や子どもの自宅へ残す家具・家電を運ぶと、一度に進めやすくなります。
Q親が施設へ入った後、実家は全部空にする人が多いですか?
A当社では、家財を撤去して実家を空にする依頼が多くあります。その後は不動産会社と相談し、売却へ進めるケースもよくあります。
Q本人が立ち会わなくても片付けできますか?
A残す物・運ぶ物・処分する物が事前に決まっていれば、立会いなしで進められる場合があります。家族が遠方に住んでいる案件や、不動産会社・施設を通じた相談にも対応経験があります。
Q新しい家電は処分せず家族が使えますか?
Aもちろん可能です。当社でも、比較的新しい家電を子どもが引き取り、残った家財だけを片付けるケースがあります。事前に運搬先を決めておくとスムーズです。

まとめ

親が老人ホーム・介護施設へ入るときの実家片付けでは、まず施設へ持っていく物を選び、その後に家へ残った大量の家財を整理します。

当社では、施設へ持っていくのは衣類・雑貨を中心に段ボール10箱前後、衣装ケース、ベッド、テレビなどで、実家には大半の家具や洗濯機が残るケースが多くあります。

最終的に家を空にし、その後に不動産会社と相談して売却へ進めるケースも少なくありません。

実家を仕分けからまとめて片付けたい場合は、片づけ・整理のサービス案内を見るをご確認ください。

株式会社パワーセラー代表 臺真樹

著者:臺 真樹(うてな しんじ)
株式会社パワーセラー代表。創業21年(2005年創業)の不用品回収・買取業界で「捨てずに活かす」を実践。テレビ朝日「スーパーJチャンネル」など多数のメディア出演実績あり。あいおいニッセイ同和損保(上限1億円)加入、古物商許可431090015198・産業廃棄物収集運搬業許可(東京都 第1300150656号/埼玉県 01102150656/千葉県 第01200150656号/神奈川県 01400150656)・第一種フロン類充塡回収業者登録(東京都 13106584/埼玉県 第12270040号/千葉県 12A114125号/神奈川県 神(気水) 第1-3724号)保有。代表はNPO法人ロータスチルドレンの理事として、マニラのスラム街で教育支援「TERAKOYA」を運営。詳細はこちら当サイトの調査・選定ポリシー

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