
私、株式会社パワーセラー代表取締役の臺 真樹(うてな しんじ)が、当サイトのコンテンツの著者・監修者を務めています。2005年の創業以来20年以上にわたり、自ら現場に立ち、累計で数十万件規模の不用品回収・買取・遺品整理に携わってきました。当サイトの情報は、こうした現場での経験をもとに執筆・監修しています。長年の実績やメディアでの活動を通じて培った視点から、私たちの理念と取り組みをお伝えします。
創業22年。現場で不用品と向き合い続けてきた実績を、数字でご紹介します。
不用品を「捨てる」から「活かす」へ変える実務を積み重ねてきました。本サイトの不用品回収・買取・遺品整理に関する情報は、この現場経験をもとに監修・執筆しています。
桐朋中学・桐朋高校(水球部主将)
早稲田大学卒業(稲泳会=体育会水球部出身)
学生時代は、知識を詰め込む教育になじめず、部活に打ち込む日々でした。就職難の時代と重なり回り道もして、希望の会社には入れませんでしたが、どんな仕事もまじめに取り組めば面白いと気づきました。自分のやりたいことを優先するのではなく、お客様のニーズに応えることの大切さと尊さ。これが、今の事業の原点になっています。
株式会社創育
株式会社旺文社デジタルインスティテュート 事業責任者(現:株式会社チエル)
BBケーブル株式会社(現:ブロードメディア株式会社)
創業: 2005年、有限会社パワーセラーを創業。所沢市旭町にてオークション代行店「ハンマープライス.jp1503号店」を開店。
称号変更: 2012年、株式会社パワーセラーに称号変更し朝霞市幸町へ移転。
会社員時代は出版社・メーカーで営業と制作の両部門を経験し、マーケティングの全般を実務で学びました。ドットコムバブルの只中だった28歳のとき、資本金8,000万円規模の事業の責任者を任され、約3年間、ほぼ主力一人で事業全体を回しました。終電で帰り、カプセルホテルに月15泊するような日々のなかで、企画・制作・営業・収支までを見ながら会社を背負って立った経験が、現在の経営の土台になっています。
私が起業を考えていた2003年頃、自分の部屋にあった物をヤフオクで売ってみると、次々と全部売れ「これはすごい時代になった!」と衝撃を受けました。そして、ネットオークション代行店として事業を始めることを決意しました。社名「パワーセラー」は、米国のネットオークションeBayで優れた出品者に与えられる称号から名付けたものです。当初は、国境を越えた販売や仕入れを代行する、いわゆる越境EC事業を構想していました。
しかし起業してすぐに、多数の廃品回収業者様からの代行販売の依頼が増え、忙しい日々が続きました。廃品回収の業者さんとお付き合いする中で、ある重要な事実に気づかされます。それは「引っ越しや遺品整理などで、物の処分に困っているお客様が非常に多く、しかもまだ使えるものや売れるものまで含めて、高額な費用を払って処分している」という現実でした。
そこで、私は事業の方向性を大きく転換することを決意しました。eBayへの本格参入は断念せざるを得ませんでしたが、これまでの会社員時代の経験を活かし、不用品回収や遺品整理に関するホームページを積極的に作成し、検索上位に表示させることに注力しました。そして業界の常識を覆すような価格体系を実現しながら、事業を大きく拡大してきました。
当社の得意とする技術は、不用品を「捨てる」から「活かす」に変えることです。当社ではお客様から出る不用品を、普通の処分業者であれば捨てしまうものでも有効活用しています。リサイクルショップでの販売、ヤフオク等のネット通販、業者間取引の市場、海外途上国への輸出、さらには、素材としての再資源化などで約30種類に細かく分類し、一つひとつに最適な活用法を見つけ出しています。これにより、処分費用がかかる物でも、お客様の費用負担を大幅に減らし、同時に環境にも貢献しています。
現在では、おかげさまで1日40件を超えるお客様宅へドライバーが出張し、お仕事をいただいています。さらに、1日に1〜2ヶ所では、戸建てやマンション丸ごと一棟の片付けといった大規模なご依頼も承っています。
まだまだこの不用品回収、買取の業界には大手業者が少なく、お客様からしてみれば「どこに頼んだら良いか分からない」のではないかと感じています。当社は、お客様から少しでも信頼され、「ここに任せておけば安心」と思っていただけるような大手業者になりたい、と強く願っています。そのためには、これからも低価格でありながら高品質なサービスを追求し続けてまいります。
創業後はウェブマーケティングに注力し、「不用品回収」をはじめとするキーワードで、長年にわたり検索上位(1〜2位)を維持してきました。会社員時代に培ったマーケティングの経験が、ここで大きく活きています。
さらに、ホームページでのサービス訴求にとどまらず、中古家電セットの販売、リサイクル店の運営、コアラマットレスの正規販売など、事業の幅を広げてきました。特に力を入れているのが、家具・家電のリユース販売です。大型商品は坪効率が合わず、多くのリサイクルショップが敬遠する分野ですが、当社はあえてここに一点集中しています。大型店舗と楽天などのプラットフォームを組み合わせ、多数の販売を実現してきました。スタッフは毎日、大型車で市場へ仕入れに向かい、良質な中古家具・家電を仕入れ続けています。
今後は、この中古家具・家電の小売業と、引越や移転などで不要になったものの買取・片付けを行うサービス業を、効率よく結びつける仕組みを、さらに拡大していきたいと考えています。自社で売る販路を数多く持っているからこそ、回収したお品物を高く買い取り、その分をお客様の費用負担の軽減として還元できます。これは、販路を持たない一般的な回収業者にはできない、当社ならではの強みです。
創業当初からの目標は、一代限りの「スーパー個人事業主」で終わらず、きちんと続く、立派な中小企業をつくることでした。今もその道の半ばだと考えています。会社が続いていくことは、私自身の目標であると同時に、お客様にとっての安心でもあります。今日お願いした会社が、数年後も変わらずそこにあり、再び困ったときに相談できる。長く続く会社であり続けることが、お客様への何よりの責任だと考えています。
事業の拡大とともに、気づけば一人で60名以上のスタッフをマネジメントするようになりました。売上は伸びても、組織として人を育て、動かす仕組みが追いついていなかった時期もあります。 評価制度については、松本順市氏の「成長塾」で15年程前に学んだことを起点に、中小企業診断士の田村佳靖氏を招へいし、自社に合う形へと試行錯誤し運用してきました。一方、組織図の整備や業務マニュアルの作成、リーダー育成についても同時に取り組んでいます。
どんなに優秀なスタッフでも、新人が先輩について見よう見まねで覚えるというやり方では、一人前になるまでに何度もミスを繰り返してしまいます。「優秀な個人の経験頼み」では、事業は拡大できません。属人化させるのではなく、誰でも一定の品質で回せる“仕組み”をつくる。物価高騰と人材難で利益を上げづらい業界ですが、これも試練と捉え、仕組みづくりに励んでいます。仕組みで品質を支えることは、結局のところ、どのスタッフが伺っても同じように安心していただけるサービスを、お客様へ安定してお届けするためでもあります。
日本は高齢化が進み、かつてない人材難の時代に入りました。働き手が足りないなか、当社ではスタッフの約10%を高齢者、約10%を外国人が担っています。
ただ、今の円安の時代では、外国人も以前ほど日本の経済を魅力的だとは感じなくなっています。かつて先進国へ出稼ぎに来ていた途上国の労働者も、今では台湾や韓国、オーストラリアを好むようになったと聞きます。
学生時代にバックパッカーとして世界を回った頃は、日本円が強く、どこへ行っても日本人観光客であふれていました。日本人=お金持ち、という時代です。最近は仕事でアジアを訪れる機会が多いのですが、プノンペンやマニラの観光地でない場所では、日本人と気づかれることすらありません。時代は大きく変わったと実感しています。
そのような中でも、当社では外国人スタッフに、日本人がやりたがらない仕事に就かせるのではなく、彼らにしかできない仕事で活躍してもらっています。たとえば母国語で、日本にいる同郷の人たちへSNSで店舗を発信してもらう。あるネパール人スタッフは40名を束ねるリーダーに成長し、1年でフォロワーを5,000名まで増やし、多くの来店につなげてくれました。今後は都心にアンテナ店を出し、外国人スタッフがさらに活躍できる場をつくっていきたいと考えています。
高齢者の方には、セカンドキャリアとして家電クリーニングなどで活躍いただいています。年金にアルバイト代を加える収入面だけでなく、仕事を通じて社会とかかわることで、充実した毎日を送っていただきたいと考えています。もちろん、当社にとっても大きな戦力です。
多様な人材が定着し、それぞれの強みを発揮できる職場をつくることは、人手不足のなかでも安定した人員でお客様の現場に伺い、ご納得いただける価格を維持し続けるための、欠かせない土台だと考えています。
世界との距離が近くなるなかで、当社はNPO法人ロータスチルドレンの活動として、フィリピン・スモーキーマウンテンの子どもたちを支援しています。金属拾いで生計を立てる家庭の子どもたちに、機会を届けたいという思いからです。
以前はクリスマスの時期に、食事や文房具を数百人の子どもたちへ寄付していました。しかし、一度きりの寄付ではなく、継続して続けられる支援をと考え、「寺子屋」というプロジェクトを始めました。日本語学校と子ども食堂の運営です。
この取り組みの特徴は、ただ寄付するのではない点にあります。当社から送った中古品の販売を子どもたち自身に体験してもらい、その利益を食堂の運営費にあてる仕組みです。販売に携われない子も、学習への取り組みに応じて食堂運営に参加できます。送ったコンテナのすべてが寄付になるわけではありませんが、子どもたちには「社会はすべてつながっている」ことを実感してほしいと願っています。この活動は、当社で働くフィリピン人スタッフの希望にもなり、子どもたちにとっては、そのスタッフが身近な目標になってくれています。
不用品回収・買取、リサイクルショップ運営の内情、高齢者雇用などをテーマに、多数の取材をいただいています。
テレビ朝日 スーパーJチャンネル(2023年10月14日放送)
TBS Nスタ (2025年4月28日放送)