健康器具・トレーニングマシン処分方法7選｜処分費や粗大ごみ・回収方法を解説

不要になった健康器具やトレーニングマシンはスペースを取るため、処分・買取を検討するのが一案です。粗大ごみに出す方法のほか、リサイクルショップへの売却や不用品回収業者への依頼など、複数の処分方法があります。

この記事では、健康器具・トレーニングマシンの処分方法や費用、処分時の注意点などを紹介します。いらなくなった健康器具の置き場に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

健康器具・トレーニングマシンの処分方法７選

健康器具やトレーニングマシンの処分方法には、大きく分けて次の7つがあります。

1. リサイクルショップで買取
2. フリマアプリ・オークションサイトを利用
3. 健康器具・トレーニングマシンの専門業者に売却
4. 自治体の粗大ごみに出す
5. 不燃ごみに出せるケースも
6. 知人やジモティーで譲る
7. 不用品回収業者に依頼する

それぞれのケースについて、詳しく紹介していきます。自分にあった処分方法を検討するうえで参考にしてください。

1．リサイクルショップで買取

健康器具やトレーニングマシンがまだ使える状態であれば、リサイクルショップでの買取を検討しましょう。現代のリサイクルショップは多様な商品を買取・再販売しています。健康器具やトレーニングマシンを欲しがる人は少なくないため、需要がある製品であれば値段がつく可能性が充分にあるでしょう。

大型の器具では店舗まで持ち込むのに手間がかかります。店舗によってはスタッフが自宅まで来訪して査定・買取対応してくれる出張買取が可能です。まずは電話で相談して、健康器具やトレーニングマシンの買取可否や出張対応が可能か相談するのがよいでしょう。

店舗によって得意分野は異なるため、査定額もさまざまです。高価買取を狙うなら、複数店舗に査定を依頼してみるのも一案です。なお古すぎるもの、劣化が激しいものや使用できない状態のものは買取が困難なので、別の処分方法を検討しましょう。

リサイクルショップの買取事例

リサイクルショップ・買取業者の買取事例としては、つぎのようなものがみられます。

FITBOX フィットネスバイク (FBX-002B)	20,000円
Panasonic パナソニック マッサージチェア リアルプロ EP-MA068-Y マッサージチェア・健康器具　Panasonic 2015年	79,000円
Panasonic (パナソニック) 2021年製フットエアーマッサージャー　 EW-RA190	18,000円
バーウィング 電動ルームランナー BW-SRM16	8,000円

マッサージチェアは高級品で品質のよいものになると、数万円以上の高値がつくケースも散見されます。

2．フリマアプリ・オークションサイトを利用

メルカリやヤフーオークションなどのフリマアプリ・オークションサイトを利用して売却するのも一案です。これらのサービスでは製品情報と製品の画像とともに希望額を掲載して買い手を募ります。需要がある製品であれば買い手が見つかって売却できる仕組みです。

買い手が見つかりさえすれば、リサイクルショップよりも高値で売却できるチャンスがあるのが特徴です。一方で、買い手が見つからなければいつまで経っても処分が完了しません。どこかのタイミングで見切りをつけて、別の処分方法を検討しましょう。

健康器具やトレーニングマシンは、正常な状態の製品でなければ事故やケガにつながるリスクもあります。トラブルを避けるために、あくまで使用可能で状態が良いものに限り、フリマアプリやオークションサイトの利用を検討しましょう。

フリマアプリ・オークションサイトの出品事例

メルカリでの出品事例をまとめました。なお、あくまで出品時点のものであり、実際に買い取られるとは限らないので注意しましょう。

AORTD ステッパー ステップ	4,220円
筋トレ 腹筋マシーン 腹筋マシン 背筋 自宅 エクササイズ	4,880円
サイバーリラックス マッサージチェア AS-790	118,500円
Panasonic電動歯ブラシ ドルツ EW-DP51	9,700円

フリマアプリやオークションサイトでも、やはりマッサージチェアの高額出品事例が複数みられます。

3．健康器具・トレーニングマシンの専門業者に売却

健康器具やトレーニングマシンを専門的に扱っている買取業者もあります。専門性の高い器具の性能や需要、売却先をよく知っているため、一般のリサイクルショップ・買取業者よりも適正価格で販売してもらえる可能性があるでしょう。

利用方法は一般のリサイクルショップ・買取業者に近く、店舗での査定の他出張買取、製品の配送による買取などを行っています。ただし、総合的なリサイクルショップ・買取業者よりも数が少ないので、まずは自宅から利用可能な専門店があるか確認しましょう。

専門知識があるからこそ、一般のリサイクルショップ・買取業者ではわからない査定ダウンのポイントが見つかる可能性もあります。そのため、査定の際にはリサイクルショップ・買取業者と専門業者の双方に依頼して、高値で売れる先を見つけるのも一案です。

専門業者の買取事例

健康器具やトレーニングマシンの専門業者による買取事例には、次のようなものがあります。

X-ISER(エクサー) エアロビクスステッパー	～24,100円
リッコー 3Dエクサウェーブ	～4,400円
パナソニック ドルツ EW-DT73-A ディープネイビー（電動歯ブラシ）	～26,500円
パナソニック エアーマッサージャーレッグリフレ	～5,500円

専門業者の方が、一般では目にする機会の少ない健康器具でも適正価格での買い取りが期待できます。

4．自治体の粗大ごみに出す

大型の健康器具やトレーニングマシンを処分するなら、自治体の粗大ごみに出すのがひとつの方法となります。自治体により具体的なルールは異なるものの、ほとんどの自治体では粗大ごみの制度があります。健康器具は基本的には家電リサイクル法対象ではないので、通常の粗大ごみに出すことが可能です。

具体的な手順も自治体により異なりますが、市内の公共施設やコンビニなどで粗大ごみのチケットを購入したうえで、回収日を自治体で予約するケースが多いです。当日は処分する健康器具にチケットを貼り付けて所定の場所に出しておけば、予約したタイミングで委託業者が回収してくれます。

なお、自治体によっては自分で処分場に持ち込み可能な制度もあります。持ち込みの方が柔軟に予約できて、さらに費用も減免される場合が少なくありません。自動車を持っていて運搬可能な製品なら持ち込みでの処分も検討してみましょう。

粗大ごみに出すときの処分費用の目安

健康器具といってもサイズや形状がさまざまなうえ、自治体によっても費用体系は異なるため、費用は一定ではありません。

ひとつの目安として小型の製品であれば数百円、大型のものでも数千円程度に収まると想定されています。たとえば、東京都三鷹市では「健康器具」として値段が設定されている製品は400円～1,000円に収まります。

健康器具の区分けがない場合や、どの健康器具に該当するのか不明瞭な場合は、自治体に問い合わせてみましょう。

世田谷区のケース

一例として東京都世田谷区のケースでは次のとおりとなります。

• 筋ﾄﾚ器具・健康器具（10kg以下）：400 円
• 筋ﾄﾚ器具・健康器具（10kg超20kg以下）：900 円
• 筋ﾄﾚ器具・健康器具（20kg超30kg以下）：1,300 円
• 筋ﾄﾚ器具・健康器具（30kg超50kg以下）：2,300 円

このように、他の自治体でもサイズや重さによって価格が異なるケースが多いです。大型の製品では数千円程度の費用がかかります。

5．不燃ごみに出せるケースも

小型の健康器具やトレーニングマシンであれば、不燃ごみに出せるケースも想定されます。粗大ごみと不燃ごみの区分けは自治体により異なりますが、まずごみのサイズで区分されるケースが多いです。30㎝～40㎝が粗大ゴミと不燃ごみの区別をしている市町村が多いですが、自治体によっては一辺50cmまで不燃ごみで処分可能なため、小型の器具なら不燃ごみで対応可能な場合があります。

また、大型の器具であっても、解体して細かくすれば不燃ごみに出せる可能性があります。解体したごみの取り扱いも自治体によるため、解体する前にルールを確認しておきましょう。

頑丈な金属製の器具は、専用器具がなければ解体が大変で、ケガ・事故のリスクもあります。解体を実行する場合は、安全面に配慮して慎重に実行しましょう。

不燃ごみでの処分は自治体のルールに従ってください。処分が無料の自治体では市販のポリ袋に入れて所定の日に家の前やゴミステーションに出すだけです。有料の場合は、小売店で専用の袋を購入して出すケースが多くみられます。

不燃ごみでの処分費用の目安

自治体によっては、可燃ごみや不燃ごみの処分費用を徴収していない場合があります。その場合にかかるコストはごみをまとめるポリ袋くらいです。また、有料の自治体では、不燃ごみを出すための専用ポリ袋の購入を通じて費用を支払うケースがしばしばみられます。

費用は自治体によってさまざまですが、10枚で数百円程度が目安なので、1枚でおさまる器具であれば100円程度で処分できます。

6．知人やジモティーで譲る

知人への譲渡やジモティーで引き取り手を探すのも一案です。知人であれば手間がかからないので、まずは健康器具やトレーニングマシンを欲している方がいないか聞いてみましょう。

自分で運搬できれば費用はかかりませんし、運送業者を利用しても配送料だけですみます。状態が良い製品であれば謝礼をもらえる可能性もあるでしょう。

周囲に適切な知人がいない場合は、ジモティーを利用するのも一案です。ジモティーとは、地域でさまざまな製品の授受を募ることができるコミュニティサービスで、不用品の引き取り手を募ることができます。

同じ地域の多くの方が同サービスで不用品の情報を目にするため、引き取り手が見つかるチャンスが高まるでしょう。事故やトラブルの原因となるのを避けるため、不良品や破損した製品を不用意に譲渡しないよう注意しましょう。

知人やジモティーで譲るときにかかる費用の目安

譲渡する場合は「まだ使える」状態の製品であるケースがほとんどなので、処分費用はかからないでしょう。一方で、運送業者を利用すると配送料がかかる点には注意が必要です。たとえばヤマト運輸の場合で、自宅も配送先も関東県内なら以下のような体系となります。

サイズ	宅急便料金	オプション料金	基本料金合計
60サイズ（2㎏まで）	940円	0円	940円
80サイズ（5㎏まで）	1,230円	0円	1,230円
100サイズ（10㎏まで）	1,530円	0円	1,530円
120サイズ（15㎏まで）	1,850円	0円	1,850円
140サイズ（20㎏まで）	2,190円	0円	2,190円
160サイズ（25㎏まで）	2,510円	0円	2,510円
180サイズ（30㎏まで）	3,060円	0円	3,060円
200サイズ（30㎏まで）	3,720円	0円	3,720円

最大サイズでは3,000円以上の費用がかかるため、実はごみで処分した方が経済的なケースもあるでしょう。

7．不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者はさまざまな不用品に対応していて、ほとんどの場合健康器具やトレーニングマシンにも対応可能です。多くの業者は、予約すれば自宅まで引き取りに来てくれるため、運搬の手間がかかりません。

1点だと割高な場合もありますが、多数の製品を一気に処分すれば、ボリュームディスカウントが働く可能性もあります。引越しなどで多数の不用品が出る場合は、まとめて業者に依頼した方が経済的なケースも少なくありません。

不用品回収業者の費用目安

たとえば、パワーセラーでの処分費用はつぎのとおりです。

マッサージチェア	8,000円～15,000円
ジョーバ・エアロバイク	6,000円～7,000円
ルームランナー	7,000円～10,000円
フットマッサージャー	2,000円
ステッパー	1,000円

なお、パワーセラーの場合は出張買取において最低料金8,000円～10,000円（場所によって異なる）が設定されています。個別製品の処分費用の合計額がこれに満たない場合は、最低料金が適用されるため注意しましょう。

また、パワーセラーは買取と不用品処分の双方に対応しています。スタッフが自宅に来訪したときに査定して、値がつくなら買取、つかないなら処分と柔軟に対応できます。

買取か処分か悩んでいる方は、パワーセラーに相談するのもひとつの方法です。パワーセラーに相談するなら、以下からアクセスしてください。

パワーセラーに健康器具処分を依頼してみる

高価買取可能な健康器具・トレーニングマシンの特徴

高価買取が期待できる健康器具やトレーニングマシンの特徴は、次のとおりです。

• 正常に動作するのが第一
• 使用期間が短く新しい
• 汚れや破損がない
• 説明書などの付属品が揃っている

処分しようとしている器具が上記の特徴に当てはまっているなら、ごみ・不用品として処分する前に買取にチャレンジしてみましょう。

正常に動作するのが第一

少なくとも正常に動作するのが大前提となります。健康器具やトレーニングマシンは不具合があると事故やケガの元になったり、自分の健康状態を把握するうえで支障が出たりする恐れがあります。ほかの製品以上に不具合のない状態での使用が望まれる製品です。

動作に不具合がある製品はトラブルのもとになりかねないため、そもそも買取が困難です。まずは正常に動作することを確認のうえ買取を検討しましょう。

使用期間が短く新しい

新品に近い新しい製品ほど、高価買取のチャンスは高まります。健康器具もトレーニングマシンも日々進化が続いていて、古い製品は機能性や使用感などで劣後しがちです。毎日継続的に、快適に使用したいと考えて、品質やデザイン、機能性にこだわる人も多いでしょう。

新品同様の状態が最も売りやすく、ついで販売開始は最近かつ使用期間が短い製品の方が、高価買取が期待できます。

汚れや破損がない

汚れや破損がないことも、高価買取のポイントとなります。たとえ機能として正常であっても、汚れていると使用者が不快な思いをします。また、傷や破損があれば、たとえ機能性に影響がなくても使用して大丈夫か不安になるでしょう。そのため、汚れや破損が全くない器具の方が高価買取が期待できるのです。

説明書などの付属品が揃っている

説明書や付属部品、梱包されていた箱が全て揃っていた方が、高価買取につながります。特に説明書・付属部品は器具を適切に使ううえで重要なものなので、査定額に影響を与えます。箱が残っていると運搬や持ち運びに便利・安心なため、やはり査定にはプラスに働くでしょう。

健康器具やトレーニングマシンを処分するときのポイント

健康器具やトレーニングマシンを処分するときのポイントや注意点をまとめました。後半では処分方法ごとの注意点も紹介しています。それぞれ参考にしてください。

健康器具と管理医療機器を混同しない

健康器具を処分するときには、「管理医療機器」と「健康器具」を混同しないように注意しましょう。管理医療機器は、生命や人体に影響を与える可能性があるため、より適切な管理が求められる製品です。一方で、現在では製品によってはAMAZON・楽天などで販売されていて、一般の方でも所有している可能性があります。

管理医療機器は販売や取扱に許可が必要な場合が多く、健康器具とは分けて取扱が必要だったり、そもそも一般のリサイクルショップ・買取業者では扱えなかったりする可能性があります。

管理医療機器には「管理医療機器」または「高度管理医療機器」とパッケージなどに記載があります。処分する場合には、あらかじめ管理医療機器であることを伝えて、取扱可能か確認しましょう。

大きさや使用可否を踏まえて適切な方法で処分する

今回いくつか処分方法を紹介しましたが、判断ポイントとなるのは次の点です。

• 処分する製品の大きさ
• 使用可能な状態か

処分する大きさによって「粗大ごみか不燃ごみか」が変わってきます。自治体によって基準が異なるので、ルールを確認したうえで製品の寸法を測って適切に処分しましょう。

不用品回収業者の利用も可能ですが、不燃ごみは自治体によっては無料、有料でも数百円程度で処分できるため、不燃ごみで処分できるならその方が経済的でしょう。

また、使用可能で破損や汚れが少ないなら、リサイクルショップやフリマアプリ・オークションサイトでの買取の余地が出てきます。処分なら多くのケースで費用が発生しますが、買取なら逆に収入を得られます。使用可能な製品は、さきに買取を検討しましょう。

処分方法別の注意点

最後に、処分方法別の注意点を簡単に表にまとめました。自分が検討している処分方法の注意点を理解したうえで、手続きを進めてください。

処分方法	注意点
リサイクルショップ	製品の状態によっては買い取ってもらえないおそれがある汚れやキズなどみためも査定に影響する専門性の高いニッチな製品は適正価格がつかないリスクも
フリマアプリ・ネットオークション	買い手の目にとまらなければいつまでも売れないネガティブなポイントを隠して売るとあとでトラブルになるリスクも売却まで時間がかかるケースが多い
専門業者に売却	専門家ならではの視点により、かえって査定ダウンのポイントが見つかるリスクもある （以下はリサイクルショップと同様の注意点）製品の状態によっては買い取ってもらえないおそれがある汚れやキズなどみためも査定に影響する
粗大ごみに出す	品目毎に費用がことなる場合があるため、あらかじめ確認して必要額のチケットを購入する指定場所まで持ち込む際のケガや事故に注意集合住宅の場合は、独自ルールがある場合もあるので、自治体のルールと合わせて確認しておく
不燃ごみに出す	不燃ごみのルールを確認して、健康器具が処分可能か確認しておく堅いとがった製品を処分する場合は、袋から突き出して危険な状態にならないように注意する自治体のルール、（集合住宅の場合）住宅内のルールを守る
譲る	すぐに引き取り手が見つかるとは限らず、一般に処分に時間がかかるネガティブなポイントを隠して売るとあとでトラブルになるリスクも
不用品回収業者	悪質業者が稀にいるので、パワーセラーのようにWeb上で許認可もふくめてきちんと記載している業者が安心ほとんどの不用品を処分可能だが、少数の製品の処分では割高になるケースもある

まとめ

健康器具やトレーニングマシンは、買取・処分の双方が検討可能です。もちろん買取の方が経済的なので、質がよい製品はまず買取を検討してみるのがおすすめといえます。処分しなければならない場合は、自治体の粗大ごみや不燃ごみで対処可能かまず検討してみましょう。

重くて大型の器具であるため、搬出自体が難しいと感じる場合は、不用品回収業者に依頼すれば、自宅からの搬出も含めて対応してもらえます。また、健康器具以外にも不用品が多数ある場合にも、まとめて処分してもらえるため便利です。それぞれの状況にあった方法で健康器具やトレーニングマシンの処分を進めてください。

パワーセラーでは健康器具やトレーニングマシンの買取・処分の双方に対応可能です。処分方法に悩む場合は、まずパワーセラーに相談してみるのもひとつの方法といえます。パワーセラーに相談するなら、以下からアクセスしてください。

パワーセラーに健康器具の買取を依頼してみる