マットレス処分法6選|無料は?安い捨て方とプロが勧めない方法

著者プロフィール
株式会社パワーセラー代表。リユース・リサイクル事業で「捨てずに活かす」を実践。不用品回収や遺品整理を通じて環境と社会に貢献。メディア出演も多数。詳細はこちら

寝苦しい夜にも、快眠をもたらしてくれるベッドマットレス。もしもマットレスが不要となった場合、どのように処分したらいいのでしょうか?
マットレスは大型かつ重量のある家具で、粗大ごみに出すにも搬出が困難、自分で解体するにも専門工具が必要、買取も条件次第と、処分方法に悩む方が多い家具のひとつです。さらに、スプリング入りマットレスは自治体によって処分を受け付けていないケースもあり、処分前にルールを確認する必要があります。
この記事では、業界22年のパワーセラーが、マットレスの処分方法6選を費用とメリット・デメリットで比較し、最適な処分方法を提案します。
▼マットレスの処分方法6選
- 粗大ごみとして捨てる
- 不用品回収業者に依頼する
- リサイクルショップ・買取業者に出す
- 新品買い替えの引き取りサービスを使う
- メルカリ・ヤフオクで自分で売る(おすすめしない)
- 解体して一般ゴミに出す(おすすめしない)
目次
処分方法① 粗大ごみとして捨てる
ベッドマットレスは多くの市町村で「粗大ごみ」として処分することが可能です。引き取れるマットレスの費用や方法は自治体によって異なるため、市役所のWebサイトを確認したり、問い合わせたりしてみましょう。
粗大ごみの捨て方は大きく2通りあります。
1つ目は「家の前や指定場所に出しておく」方法です。手順としては、まず指定の料金分の粗大ごみ処理券を購入し、処分するマットレスへ貼り付けます。そのうえで、自治体の担当部署に粗大ごみの処分依頼を出して、運搬日を予約します。あとは当日に指定場所へと出しておけば、自治体の下請け業者が引き取って処分してくれます。
2つ目は、自分で自治体の「清掃センター」「クリーンセンター」などと呼ばれるゴミ処理施設に持ち込んで処分してもらう方法です。ただベッドマットレスは大きいため、自力で運搬するのは困難です。軽トラックなど大きな荷物を運搬する手段を持っていない限りは、自治体に運搬してもらうのがよいでしょう。
粗大ごみの費用の例
いくつかの自治体の粗大ごみの処分目安をまとめました。
| 自治体 | マットレス種別 | 処分料金 |
|---|---|---|
| 東京都江東区 | マットレス(シングル〜セミダブル) | 1,200円 |
| 東京都江東区 | マットレス(クイーン〜キングサイズ) | 2,000円 |
| 東京都新宿区 | ベッドマット | 1,200円 |
| 埼玉県朝霞市 | スプリング入りマットレス(特定適正処理困難物) | 2,200円 |
| 神奈川県横浜市 | スプリング入りベッドマットレス | 2,200円 |
| 神奈川県横浜市 | スプリング無しベッドマットレス | 1,000円 |
粗大ごみに出すメリットと注意点
粗大ごみに出すメリットは、不用品回収業者に比べると費用が安い点です。また、自治体の制度を利用するため、悪徳業者とのトラブルの心配がない点で安心です。
デメリットは搬出が困難な点です。自宅内から外まで運搬する手間が発生するため、女性や高齢者の一人暮らしの場合には苦労するでしょう。特にマットレスは30kg以上ある製品も多く、搬出時にケガをするリスクもあります。
注意点としては、市町村によっては粗大ごみを出せる日が決まっていますので、引越しでは十分に計画を立てておく必要があります。また、スプリング入りマットレスは「特定適正処理困難物」として、粗大ごみ回収そのものを行っていない自治体もありますので、あらかじめ市役所に確認しておきましょう。

処分方法② 不用品回収業者に依頼する
粗大ごみに出せない、買取してもらえない、買い替えの予定もない、搬出が大変…。などの理由で処分にお困りなら、地域の不用品回収業者に依頼するのが最も手軽な方法です。
不用品回収業者とは、自宅で不要となったものをほとんど回収してくれる業者のことです。自宅まで出張してくれるので、自分で運搬する手間が省けます。マットレス以外にも不用品があれば、同時に引き取ってくれます。

パワーセラーの処分費用
パワーセラーの場合、マットレス単体の処分費用は次の通りです。
| 品目 | 処分費用(税込) |
|---|---|
| マットレス(シングル) | 7,000円 |
| マットレス(セミダブル) | 7,000円 |
| マットレス(ダブル以上) | 要見積もり |
ただし、8,000円〜10,000円の最低回収料金があるため、他の不用品処分がない場合には、1点で出張を依頼する場合には8,000円〜10,000円となります。
パワーセラーでは軽トラ1台分の処分がまとめて25,000円、2トントラック1台分が60,000円となるなど、複数の不用品を一括回収した方がお得に処分できる場合も。引っ越しなどで複数の不用品があるときには、まとめて処分依頼をしましょう。


不用品回収業者を利用するメリット・注意点
不用品回収業者の多くは、スタッフが設置場所から直接搬出してくれます。運搬の手間や負担がかからないのはメリットの一つです。また、比較的柔軟に日程を調整してくれるのも特徴です。業者によっては、連絡したその日のうちに回収してくれるところもあります。
粗大ごみだと指定日まで待たなければならないので、スピーディに回収してもらえる点はとても便利です。引っ越しで日にちがない人にもおすすめです。
また、複数の不用品があるときに、まとめて回収してもらえるのもメリットの一つです。大量の不用品があるときには、業者に依頼するのがとくに便利でしょう。スプリング入りマットレスも回収対応可能なので、自治体で処分を断られたマットレスの受け皿としても利用できます。
注意点としては、マットレス単体の処分費用としては、粗大ごみより高額になる点です。また「無料処分」などと謳ってあとで不明瞭な料金を徴収する違法業者・悪徳業者がいる点にも注意が必要です。
業者を選ぶ際は、一般廃棄物収集運搬業許可または古物商許可を保有している業者を選びましょう。パワーセラーは買取と不用品回収の両方に対応し、22年の実績があります。東京・神奈川・千葉・埼玉の対象エリアでしたら、出張回収が可能ですので、マットレス処分にお困りの方はお気軽にお問い合わせください。
処分方法③ リサイクルショップ・買取業者に出す
一定条件を満たすベッドマットレスであれば、リサイクルショップや買取業者に買い取ってもらえる可能性があります。
リサイクルショップ・買取業者の買取事例
マットレスは高級品かつ品質の良い製品であれば、高価買取の可能性もあります。目安としては次の通りです。
- フランスベッド マットレスのみ:10,000円程度
- エアウィーヴ シングルベッドマットレス:40,000円程度
- シモンズ ダブルマットレス ビューティレスト ゴールデンバリュー:20,000円程度
買取の場合は、ベッドごと査定した方が高額になる可能性もあります。引っ越し等でベッド自体の処分を検討している方は、ベッド全体での査定を受けるのも一案です。
買取可能なベッドマットレスとは?
次のような条件に当てはまるマットレスが、買取に応じてもらえる可能性が高いといえます。
- シモンズ、シーリー、キングスダウン、フランスベッドなどの高級ブランド
- 厚みがあるマットレス
- しみや汚れが少なく、スプリングのへたりも無く、比較的新しいもの
- セミダブルやシングルサイズの売れ筋のサイズ
- ベッドのフレームとセットの場合
特に、シングル〜セミダブルのサイズ、ポケットコイル製なら高価買取が狙いやすいでしょう。ダブル〜クイーン以上になると置き場所が限られているため、高級品でなければ値が付きにくくなります。
また、上記に当てはまらない中古マットレスだと、買取を断られるケースが多いです。中古のマットレスは需要が多くないので、再販しても利益を得るまでに時間がかかるためです。
ベッドマットレスを買取ってもらうメリットと注意点
最大のメリットは、費用をかけずに処分できる点です。値が付けば逆に現金収入が得られますし、仮に買取価格が0円でもコストを支払って処分するよりは経済的といえます。また、買取業者によっては出張買取に対応しています。同サービスでは買取業者のスタッフが自宅からの搬出に対応してくれるため、手間なくベッドを処分できるのもメリットです。
逆に、店舗で査定・買取する場合には、自分で店舗まで運搬しなければならないのが注意点といえるでしょう。また、すべてのマットレスが買い取ってもらえるわけではありません。むしろ、家具量販店で購入するような汎用品は買取不可となるケースが多いでしょう。買取不可になると改めて別の処分方法を検討しなければならないため、かえって二度手間になってしまいます。
パワーセラーは買取と回収の両方に対応しているため、「買い取ってもらえるかわからない」という状態のマットレスも、査定のうえ値が付けば買取、無理ならそのまま回収、という柔軟な対応が可能です。二度手間を避けたい方はぜひご相談ください。

処分方法④ 新品買い替えの引き取りサービスを使う
マットレスを買い換える際には、購入店舗にて古いものを回収処分してもらえないか、尋ねてみましょう。店舗によっては、新しいものの配送と同時に、無料または有料で引き取ってもらえることがあります。
しかし、すべての店舗で引き取ってもらえるわけではありません。回収サービスは店舗によって大きく異なりますので、もしも買取と同時に回収してもらいたいなら、最初に問い合わせてみましょう。
ニトリの家具引取サービス
大手家具量販店のニトリでは、家具の購入時に今ある家具を引き取ってくれるサービスを実施しています。本サービスの基本的な条件は次の通りです。
- 新しい家具をニトリで購入する人が利用できる
- 購入商品と同数量・同容量までの家具を回収
- 購入した商品配送日の4日前までに依頼
- 回収費用は税込4,400円
つまり、同等のサイズのベッドを購入した場合には、マットレスの引取に応じてくれます。また、別の家具でも「マットレスより購入した家具の容量・数量が多い」と判断されれば買取に応じてもらえる可能性があるので、ニトリに相談してみましょう。
そのほかの家具引取サービス費用
ニトリ以外でも次のような引取サービスを各社実施しています。
| 店舗 | 引取金額(税込) | 対応家具 |
|---|---|---|
| 無印良品 | 4,000円 | 大型家具を購入したとき、同数量・同容量まで引取可能 |
| イケア | 無料 | 大型家具を購入したとき、同数量・同容量まで引取可能(アウトレット商品は対象外) |
| ベルメゾン | 無料 | 購入家具と同数量まで |
| Amazon | 無料(地域限定) | 購入家具と同数・同等と見なせるものに限る |
購入した家具と同容量・同数量に該当するかを事前に相談して、必要に応じて利用してください。
引取サービスを利用するメリットと注意点
メリットとしては、新しい製品が来ると同時に処分してもらえることです。また、不用品回収業者と比べれば、処分費用がリーズナブルなケースもあるでしょう。家具の設置に対応している業者であれば、基本的にスタッフが設置場所から搬出してくれます。運搬の手間・負担もかかりません。
注意点としては、家具を購入したときにしか利用できない点です。引っ越しや家族の独立などによる単純な処分の際には、この方法は利用できません。
△処分方法⑤ メルカリやヤフオクで自分で売る(おすすめしない)
メルカリやヤフーオークションなどのフリマアプリ・オークションサイトに出品する方法もあります。うまく買い手がつけば現金収入を得られ、リサイクルショップ・買取業者を利用するよりも高価買取が可能なケースもあります。
ただし、マットレスに関してはおすすめできない処分方法です。理由は以下のとおりです。
- 大型商品のため送料が非常に高額(ヤマトらくらく家財宅急便Eランクで17,070円〜、ダブル以上のFランクは24,160円〜、遠方は3万円超も)
- 衛生面を気にする買い手が多く、中古マットレスは特に需要が低い
- 梱包・配送手配を自分で行う必要があり手間がかかる
- 買い手がつくまで処分できず、引っ越しなどの期限に間に合わない可能性
- 送料込みの価格設定で採算が合わないケースが多い
特に送料の高さが最大のネックで、「落札されたものの送料で赤字になった」という失敗事例も多いです。高級ブランドのマットレスでも、同じ品を店舗査定に出したほうが手間なく確実に処分できるケースが多いでしょう。
△処分方法⑥ 解体して一般ゴミに出す(おすすめしない)
マットレスを解体して燃えるゴミ・燃えないゴミに出す方法もあります。そのままでは大きなマットレスも、自治体指定のゴミ袋に入るサイズまで解体してしまえば、通常のゴミとして出せる場合があります。費用は数百円〜千円程度と最安ですが、こちらもおすすめできない処分方法です。

理由は以下のとおりです。
- スプリング入りマットレスは金属切断用の専用工具が必要(一般家庭にはない)
- 解体作業中のケガ・事故のリスクが高い
- 解体スペースと時間が必要(半日〜1日がかり)
- 自治体によっては解体しても粗大ゴミ扱い(東京都新宿区など「解体しても粗大ごみに出してください」と明記している自治体あり)
- 解体後のゴミの量が多く、複数回に分けて出す必要がある
ウレタン製マットレスはカッターで切断可能なため、解体難易度はやや下がります。ただし、それでも半日以上の作業時間と体力を要するため、業者依頼の方が時間効率・コスト対効果が良いケースが多いでしょう。
スプリング入りマットレスとウレタンマットレスの処分方法の違い
ベッドマットレスには、主に「スプリング入りマットレス」と「ウレタンマットレス」の2種類があります。それぞれに適した処分方法についてまとめました。
スプリング入りマットレス
スプリング入りマットレスの場合は、自治体で処分を断られることが多いです。中にあるスプリングを取り出して分類しなければならず、手間がかかるからです。なお、スプリング入りでも受け入れしている自治体はありますが、ウレタン製マットレスよりも費用が高額となります。
自力で解体する場合も、スプリングの解体が難しいケースが多いです。金属を切断する工具がない家庭では、無理に解体を試みない方がよいでしょう。
スプリング入りマットレスの粗大ゴミ回収に対応していない自治体は、解体してもNGとなるケースが多いです。解体して一般ゴミに出す予定の方も、必ず自治体に処分可否を確認しましょう。
買取が難しい場合、スプリング入りマットレスは、買い替えであれば家具店の引き取りサービスを利用するのがよいでしょう。もしくは、不用品処分業者であれば回収を受け付けているケースが多いです。
スプリング入りマットレスであることを、依頼するときにあらかじめ伝えましょう。なお、パワーセラーはスプリング入りマットレスの処分も可能なので、気軽にご相談ください。

ウレタン製マットレス
ウレタン製ベッドマットの場合、カッターやハサミなどで小さく解体することができます。小さく分解できれば、可燃ごみとして処分することも可能です。一定の負担がかかるうえ、解体のためのスペースも必要となる点には留意しましょう。
ウレタン製であれば、粗大ゴミとして処分できる自治体も多いと考えられます。ただし、マットレスの処分自体を受け付けていない自治体もあるので、必ず事前に確認してください。
不用品回収業者については、多くの業者がウレタン製であれば回収を受け付けています。速やかに処分したい場合、複数の不用品を処分したい場合などには、不用品回収業者を利用しましょう。
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