選挙カーの拡声器の騒音の法律

選挙期間中に入ると連日選挙カーが朝から拡声器を使って投票を訴えていますが、これが意外と大きな音でうるさいという人も多いと思います。選挙カーによる騒音に関する苦情は各地であがっており、特に夜間仕事をしている人などは日中が寝ている時間になりますので、選挙期間中眠れずにストレスになるケースもあるようです。それでは選挙カーによる拡声器の使用は法律ではどのようになっているのでしょうか?
まず答えから説明すると選挙期間中の演説は許可を取って行うものであり、候補者に与えられた権利になりますので法律で規制することはできません。したがってうるさいと感じたからといってそれを妨害したりするとこちらが罪に問われますので注意しなければなりません。もしどうしても何とかしたい場合には個々に防音対策をするようにして、できるだけうるさくない状況を作るしかないでしょう。
しかし選挙カーでの演説は時間が決められており、選挙期間中の午前8時から午後8時までとなっています。この時間以外に演説を行うことは禁じられていますから、もし時間を過ぎても終わらないようなら警察に通報したり注意することも可能です。また病院や教育施設などの周辺では静穏を保持するように努めるべきという決まりがありますので、このような場所で長時間演説をしていた場合は場所を変えさせる等の対応もできます。
いずれにしても選挙期間中候補者は地域の人に投票してもらうために訴えかけているので、こちらもある程度は理解して選挙期間中はうるさくなると覚悟しながら生活したほうがいいでしょう。

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