寄付できる不用品とは?パワーセラーに持ち込みめば無料で寄付も可能
引っ越しや模様替えなどで不用品が大量に出たとき、全てを廃棄処分するのはもったいないですよね。だからといって、リサイクルショップに持ち込んでも値が付かない品物も少なくありません。
そのような商品は、途上国などに寄付するのが有効な手段の一つです。まだ使える品物を有効活用できますし、社会貢献にもなります。さらに、持ち込みなら無料で処分できる場合も多く、処分費用の節約になるのも特徴です。今回は、寄付が可能な品物や寄付をする方法についても紹介します。
不用品を寄付して処分する方法がある
不要になった製品のうち買取ができそうにないものは、寄付をするのがひとつの方法です。複数のNPO団体が、継続的に寄付を募っています。また、自治体や小売業者などが社会貢献の一環として寄付を受け付けている場合もあります。
買取困難でも寄付なら可能な場合も多い
買取で値が付かなかった製品でも、寄付なら応じてもらえる可能性が充分にあります。買取では、業者が利ざやを確保できる水準で値付けをして、また別の相手に売却しなければなりません。たとえまだ使えそうな製品でも、利益を確保しながら買い手がつきそうになければ断られてしまう可能性があります。
寄付の場合は一般に利益追求をしないため、寄付相手からも譲渡先からも料金を徴収することは通常ありません。その分、買取ほどは高い品質・保存状態を求められない傾向にあるのです。
処分費用を抑えられる可能性がある
寄付を利用すると、処分費用を抑えられるケースがあるのも特徴です。買取以外の処分方法は、多くの場合費用が発生します。大きな不用品では、費用が高額になるリスクもあるでしょう。
これに対して、寄付する団体・企業には費用を払わない場合が多いです。NPO団体など寄付の運営先に持ち込めれば、ほとんど費用をかけずに処分できます。事務所まで配送する場合も、発生するコストは配送料だけで済むでしょう。
社会貢献にもなる
あつめた製品を開発途上国に輸出して、現地で再利用してもらうケースが多いです。物品が不足している地域においては、多くの不用品が有効活用できると期待できます。品質や状態のよい日本製品は、現地でもしばしば重宝されます。
自分に取っては不用品でも、現地の人びとの暮らしを豊かにするうえで役立つでしょう。不用品の処分を通じて、社会貢献ができるのも、寄付の特徴です。
処分可能な品物の例
日本で流通している多様な製品が寄付の対象となりえます。品質や保存状態が良ければ、開発途上国では重宝されるでしょう。ここでは代表的な寄付対象となりうる製品について紹介していきます。
子供服・洋服・着物などの衣類の寄付
子供の洋服や着物、靴などの衣類は全般的に寄付となる余地があります。少し変わったものでは柔道の道着やスポーツシューズなど、部活や少年団で使用する製品も寄付が可能です。
子供は年齢と共にどんどん背丈が大きくなるため、頻繁に衣類を買い替えなければなりません。必然的に、多くの家庭で利用できる状態の衣類が発生しがちです。
開発途上国には、しばしば多くの子供がいます。一方で先進国ほど子供用品が揃っていない地域も少なくありません。そのため、日本で不要になった子供の衣類が重宝されるケースは多いのです。
寄付できない衣類
サイズ以外の要因で明らかに着れない状態の衣類は寄付ができません。洗濯では落ちない程の汚れが付いた衣類や破れて補修が不可能な状態のものは、断られる可能性が高いでしょう。軽微な補修や洗浄はNPO団体で対応可能な場合もあるので、判断に悩む場合はいくつかの団体に相談してみると良いでしょう。
バッグ・靴などの寄付
バッグや靴なども開発途上国へ寄付しやすい製品のひとつです。日本を含め発展した地域では多様な靴やバッグが簡単に手に入りますが、地域によってはそうとは限りません。
一方で外出や仕事など、野外で活動する際にはいずれも重要性の高い製品なので、物資が不足した地域ではいずれも重宝します。先進国のように地面や道路が整備されていない地域では、足の安全性を守るうえでも靴は重要な役割を果たします。
寄付できないバッグや靴
大きな穴が開いている、破れているなどして本来の機能を果たせない状態の場合は寄付が難しいでしょう。また、バッグは汚れていると中に収納する製品まで汚れるおそれがあります。極端に汚れがひどいものは断られる可能性があります。
靴も、あまりに汚れがひどければ断られる場合もありますが、地面を歩くための靴を全く汚さずに使用するのは困難です。そのため、履ける状態であれば、バッグや衣類などと比べると汚れに寛容な場合もあります。
ぬいぐるみやおもちゃ、ベビー用品の寄付
ぬいぐるみやおもちゃ、ベビー用品も寄付対象となり得て、かつ現地で重宝するでしょう。ぬいぐるみやおもちゃといった子供向け製品は、経済的に豊かな国だからこそ簡単に手に入る側面があります。
開発途上国では、生きるため、生活のために欠かせない製品の調達が優先されるため、生きる上で必須とまではいえないこれらの製品は不足しがちです。個々の子供で好き嫌いはあるとしても、日本の子供が遊べるおもちゃの多くは現地の子供も喜びます。幅広いおもちゃやベビー用品が寄付可能です。
寄付できないおもちゃ、ベビー用品
遊べない状態になっている破損した製品は寄付ができません。子供が使用する製品なので多少の汚れは致し方ない部分もあります。しかし、過度に不潔で、子供に与えるのが心配なほど汚れた製品も断られる可能性が高いでしょう。
ランドセルや文具の寄付
ランドセルや文具といった、子供の学校用品も開発途上国で再利用しやすい製品です。開発途上国では、地域によっては子供の就学率がまだまだ課題となっています。
中にはランドセルや文具といった学校生活に必要な製品を準備できずに、就学を躊躇する家庭も少なくないのです。ランドセルや文具の寄付は、開発途上国の子供が一人でも多く学校に通えるようになる手助けとなります。
寄付できないランドセル・文具
ランドセルについては、汚れがひどい製品は断られる可能性が高いでしょう。破損についても使用に耐えられないレベルであれば、寄付ができません。ランドセルはもともと頑丈に作られているため、長持ちする製品として重宝される傾向にあります。
また、日本ではあたりまえの製品ですが、海外では一般のバッグより希少性が高いため、多少の汚れや破損は許容してもらえる可能性があります。また文具については、使用できないほど劣化や破損が進んでいれば寄付するのが難しいでしょう。
本の寄付
本については、そのまま開発途上国に譲渡するケースのほか、NGOが売却して獲得した金銭を社会活動に役立てる方法もあります。たとえばバリューブックスという企業では「チャリボン」という事業で後者のような活動を行っています。本活動では、資金をどのような社会活動に活用してもらうかを、利用者が指定できるのも特徴です。
日本語で書かれた本はほとんどの現地の方が読めないので、現地に寄付されるケースは稀です。英文の本であれば、英語圏の地域や英語学習に役立てるために寄付に回される場合もあります。また、絵本は開発途上国にあまりなく、さらに絵で内容がある程度理解できるため、日本語でも寄付対象となりやすい本です。
寄付できない本
汚れや水濡れなどにより、本としての使用に耐えられないものは寄付ができない可能性が高いです。また、運営団体の個別判断にはなりますが、過度に暴力的なものや成人向けなど、取り扱いがしづらい本も断られる場合があるでしょう。
食器・キッチン雑貨・生活用品の寄付
皿やカトラリー、鍋や包丁、ボウルなどの食器やキッチン用品、その他さまざまな生活雑貨の多くが寄付の対象となりえます。日本ではごく当たり前に使用しているこれらの製品でも、開発途上国に揃っているとは限りません。
現地の方にとっては生活を便利で豊かなものにするうえで大きな役割を果たす場合もあるのです。特に食器やキッチン用品は、食事の衛生面を向上させるうえでも一役買っています。
寄付できない食器・キッチン雑貨・生活用品
食事や日常生活で日々使用するものなので、ある程度清潔であることが好まれます。汚れがひどければ寄付は難しいでしょう。また、陶器やガラスなど割れものの場合は、破損しているもしくはひび割れている製品は、危ないため寄付を断られる場合が多いです。
スポーツ・アウトドア用品の寄付
スポーツやアウトドア用品も、開発途上国への寄付が可能です。スポーツ用品でいえばボールやラケットなどの用具、スポーツシューズやウェアなどがあります。また、アウトドア用品では、コンロ、タープ、テント、ランタン、テーブルなどさまざまな製品が該当します。
スポーツは開発途上国でも好まれる娯楽の一つです。一方でスポーツ用具は不足しがちなため、現地で好まれる傾向にあります。アウトドア用品は、レジャーに加えて屋外での作業、災害時の救助用品の一部など、日本よりも多様な形で利用されます。
寄付できないスポーツ・アウトドア用品
いずれも使用に耐えられない状態のものは使用ができません。また照明器具や電器製品の場合は、充電式で日本の電圧にのみ対応しているなど、海外で使用しづらい製品は断られるでしょう。一般に全く汚さずに使うのが難しい製品が多いため、使用に耐えられるレベルの汚れであれば受け付けてくれるケースも多いといえます。
工具・楽器の寄付
工具や楽器もしばしば開発途上国への寄付対象となる製品群です。地域によっては小売店が周辺にない分、さまざまな家具や器具を自作・修理しながら使う方も少なくありません。日本の高品質な工具は、生活を成り立たせるうえで役立つのです。
また、楽器の演奏を趣味とする方は海外でも多数いますが、高額なため購入が難しい方も多いといえます。楽器の寄付は、開発途上国の生活を文化的な意味で豊かにするうえで重宝します。
寄付できない楽器・工具
楽器・工具ともに電源が必要な器具は断られる場合があります。電力事情が良くない地域では、楽器や工具のために電力を使用するのが難しいケースも多いためです。また電圧などの問題で日本の製品が現地で使えない可能性もあります。
なお、書籍同様に回収した不用品を換金して社会活動に役立てる活動を行う団体もあります。そのような団体であれば、電子楽器や電動工具も寄付可能となるでしょう。また、使用に耐えられないほど破損した製品も断わられます。精密な楽器や工具は現地での修繕が難しいため、品質については重要な要件となります。
不用品を寄付するときの注意点
寄付をスムーズかつ自分が意図した通りに進めるために、次の点に注意しましょう。
- 信頼できる団体に依頼する
- 適切な団体に寄付をする
- 配送料がかかることに注意
- 不良品であることを隠して寄付するのは避ける
寄付や社会活動において確かな実績をもつ正当な団体を利用しましょう。寄付と称して製品を無料回収して売り飛ばしたり、不法投棄する団体がいる可能性もゼロとは言えません。自分が意図したとおりに、正しく開発途上国に届けてくれる先を選んでください。
一般に、団体によって寄付できる製品が異なります。事前に調べたり問い合わせたりして、自分が処分使用としている製品を取り扱っている団体で寄付を申し込んでください。
団体には料金を支払わない一方で、配送料金は利用者負担となるのが一般的です。大きな製品では、粗大ゴミで出した方が安く済む可能性もゼロではありません。社会貢献を重視するか、あくまで費用を重視するかを検討したうえで、自分が納得する方法で処分しましょう。
また、不良品を隠して寄付するのは避けてください。寄付品は開発途上国などに送られて誰かが使用します。不良品と知らずに使用すれば、事故やケガの原因となりかねません。せっかくの社会貢献で、人の迷惑となりうる行為は避けましょう。製品にネガティブな点があれば団体に正直に報告して、それでも寄付可能か判断してもらってください。
不用品を寄付する二つの方法
不用品の寄付は、基本的に企業や団体に持ち込むか、事務所まで配送する方法があります。不用品のサイズや数量、運搬方法の有無などを踏まえて、自分に合った方法で寄付しましょう。
無料で不用品を寄付するなら団体・業者に持ち込む
無料で不用品を寄付したいなら、団体や業者のオフィス、施設に直接持ち込むのが一案です。寄付でかかる費用は基本的にオフィス・施設までの配送料のみとなります。持ち込めばその費用もかからないので、無料で寄付が可能です。
不用品のサイズがさほど大きくなく、自家用車を持っていて運搬可能な場合は、持ち込みを検討してみましょう。なお、持ち込みでの寄付に応じていない団体もあります。事前に問い合わせて、持ち込みができる業者・団体を利用してください。
団体・業者へ配送すると配送料は利用者負担に
大型の家具を寄付する方、自家用車がない方などは、宅配サービスを利用して相手先まで配送してもらうのがよいでしょう。この場合も団体には手数料などを支払う必要はないものの、配送料は一般に利用者負担となります。
高いものでは1万円以上の配送料がかかるため、費用だけで見れば粗大ゴミの方が安く済むケースもあります。コスト抑制と社会貢献どちらを重視するかを踏まえて、最適な処分方法を検討してください。
東京・埼玉ならパワーセラーへの持ち込みでの寄付が便利
パワーセラーでは、不用品の回収や買取に加えて、開発途上国への寄付も受け付けています。今回紹介した衣類や食器類、バッグ・靴、子供用品など、多様な製品の寄付をしています。同社では、過去に孤児院への寄付や開発途上国の被災地支援など、さまざまな社会貢献をおこなった実績があります。
もちろん利用者から手数料は取っていないため、直接持ち込めば無料で寄付が可能です。また、配送料はかかりますが、宅配でパワーセラーの事務所まで配送して寄付もできます。東京・埼玉に在住の方で、自家用車がある方は、ぜひ持ち込みでの処分を検討してください。
パワーセラーの寄付に関する詳細はこちら。
まとめ
「買取ってはもらえないけど、廃棄するのはもったいない」そんな製品は開発途上国などへ寄付するのが一つの方法です。今回紹介したように、多様な製品において寄付できる可能性があります。
パワーセラーでも寄付を受け付けているほか、さまざまなNPO団体が開発途上国への寄付活動を行っています。まだ使える状態で、汚れもさほどひどくない製品を有効活用するために、ぜひ寄付の利用を検討してください。
パワーセラーでは、寄付のほか買取・処分などさまざまな形での不用品処分に対応しています。不用品の取扱いに悩む方は、一度パワーセラーに相談して適切な方法で処分を進めるのもおすすめです。
パワーセラーの詳細はこちら。
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