ひとりで無理をしないことが大切。ゴミ屋敷を片付ける方法とは?

ひとりで無理をしないことが大切。ゴミ屋敷を片付ける方法とは?

親や兄弟の家がゴミ屋敷になってしまい、どこから手をつければいいのか分からない。業者に頼むといくらかかるのか見当もつかない。当社にも、そんなご家族からのご相談が寄せられます。

この記事では、東京・埼玉で片付け・遺品整理を行っている当社(パワーセラー)の作業記録をもとに、ゴミ屋敷の片付けにかかる費用の目安と、家族で片付けを進めるときのコツをまとめました。

ゴミ屋敷の片づけはなぜ難しい?

ゴミ屋敷とは、家の中や庭がゴミであふれている状態の家を指します。場合によっては「人が一人かろうじて暮らせる程度のスペースを残して、他は全てゴミで埋まっている」ということも珍しくありません。しかも、そこにあるゴミは弁当の空き箱から、使われずにホコリをかぶった電化製品まで、ありとあらゆる種類が入り混じっています。たとえワンルームのアパートであったとしても、これらを一人で分別してゴミ袋に詰め、自治体が指定した日時に回収場所まで運ぶのは大変な作業です。ゴミが多すぎてどこから手をつければいいのか分からず、途方に暮れてしまうことも珍しくありません。この桁違いのゴミの量こそが、ゴミ屋敷の片づけを難しくしている最大の理由です。

ゴミ屋敷の片付け費用はトラック何台分かで決まる

片付けの費用は、運び出す量、つまりトラック何台分になるかでほぼ決まります。まずは当社が直近3年間に行った遺品整理・お部屋の片付けの料金実績です。作業予定の記録から毎日自動で集計しています。

トラック台数別の遺品整理・片付けの料金実績

2023年10月〜2026年9月(直近3年間)に当社が行った遺品整理・お部屋の片付け 902件

トラック台数件数料金の中央値8割が収まる範囲
1台440件50,000円25,000〜100,000円
2台277件116,000円40,000〜174,000円
3台67件210,000円138,000〜324,000円
4台49件275,000円200,000〜396,000円
5〜6台42件350,000円270,000〜450,000円
7台以上27件580,000円380,000〜1,100,000円

集計:株式会社パワーセラーの作業予定の記録(2023年10月〜2026年9月/毎日更新)。台数は出動したトラック(=ドライバー)の延べ台数で、複数日にわたる作業は合算しています。料金は記録した税込の請求額を千円単位に丸めています。件数が5件未満の区分は料金を表示していません。お客様が特定される情報は掲載していません。

ゴミ屋敷では1台あたり2万〜4万円ほど高くなる

上の実績は、家具・家電・段ボールなどが中心の片付けです。ゴミ屋敷では、生活ごみを分別しながら袋詰めする手間、ライターやスプレー缶など危険物の抜き取り、臭いや害虫への対策、ごみに埋もれた貴重品の捜索に時間がかかります。そのため当社の経験では、トラック1台あたり2万〜4万円ほど費用が上がります。実績の中央値に当てはめた目安は次のとおりです。

トラック台数ゴミ屋敷の片付け費用の目安
1台約8万〜10万円
2台約17万〜21万円
3台約28万〜34万円
4台約36万〜44万円
5〜6台約46万〜60万円
7台以上現地でお見積もり(例:15台分で95万円)

※上の実績表の中央値に、トラック1台あたり2万〜4万円を加えた目安です。実際の金額は現地でのお見積もりで確定します。

費用が変わるポイント

  • ごみの高さ:床が見える程度か、膝の高さか、天井近くまで積み上がっているかで量が何倍も変わります
  • ごみの中身:飲み残しの入った容器や生ごみ、ペット用品が多いと、分別の手間と処分量の両方が増えます
  • 建物の条件:階数、エレベーターの有無、トラックを停められる場所までの距離
  • 買取できる物:使える家具・家電・ブランド品などがあれば、片付け費用から差し引けます

当社では、お見積もりの段階で積み重なったものの下の層まで確認し、日数・人員・車両を決めます。作業当日に想定外の物が出てきて金額が変わることを防ぐためです。

当社のゴミ屋敷・片付けの事例

新宿区矢来町|3DK・トラック15台分を95万円で(他社の見積もりは180万〜300万円)

認知症を患っていた故人のお住まいで、全室に生活ごみや日用品が天井近くまで積み上がっていました。5名体制・4日間で約120立米を撤去し、ごみの中からは通帳・印鑑・現金も見つかりました。未開封の日用品などは捨てずに途上国支援に回しています。事例の詳細を見る

杉並区永福|戸建て2K・トラック2.5台分を28万円で

台所と和室の床一面に生活ごみ・衣類・布団が積み重なった状態から、2日間・のべ8名で畳が見えるところまで片付けました。事例の詳細を見る

ほかの事例は片付け・遺品整理のページと作業事例の一覧でご覧いただけます。

家族が片付けられないときの向き合い方

自分は片付けているのに、家族が物をため込んでしまう。ゴミ屋敷の手前でこうした悩みを抱える方は少なくありません。怒って片付けさせようとしても長続きしないので、相手に合わせたやり方を選びましょう。

配偶者が片付けられない場合

まず、家族みんなで使う共有スペースと、本人が自由に物を置いてよい場所をはっきり分けます。本人の場所には口を出さず、共有スペースだけは使わない物を減らしてすっきり保ちます。片付いた場所の心地よさを実感してもらうと、「片付けよう」という気持ちが生まれやすくなります。片付けは本人にやってもらうのが基本です。

子どもが片付けられない場合

「片付けなさい」だけでは、子どもは何をすればよいか分かりません。おもちゃはこの箱、脱いだ服はこのかご、と置き場所を決めてあげましょう。兄弟がいる場合は色分けした収納ボックスを使うと、持ち物が混ざりません。遊びの区切りにお片付けの時間を作ると習慣になります。使う物は成長とともに変わるので、定期的に一緒に見直して、使わなくなった物は処分しましょう。

親が片付けられない場合

「もったいない」という気持ちが強く、子どもの言うことを聞いてもらいにくいのが親世代です。収納の奥にしまったまま何年も使っていない物から、本人と一緒に確認して減らしていきましょう。一度に全部ではなく、押し入れ1段、棚1つと範囲を区切ると進めやすくなります。家族だけで進まないときは、第三者である業者に入ってもらうと話がまとまりやすいこともあります。

自分たちで片付けるときは一人で抱え込まない

ゴミ屋敷を一人で片付けようとするのは避けたほうがよいでしょう。片付けなければならなくなったら、まずはできる限り人手を集めることから始めます。家族や友人など、協力してくれそうな人には積極的に声をかけましょう。ゴミ屋敷の住人本人については、やる気があるなら一緒に手伝ってもらい、やる気がない場合は片付けの間どこかへ出かけておいてもらうという手もあります。あとは人海戦術でどんどんゴミを分別し、袋に詰めていきましょう。自治体によっては、ゴミ収集センターへ自分で持ち込めば曜日に関係なく処理してもらえる場合もあるので、輸送手段がある方は積極的に活用しましょう。また、1日で終わらせようとせず、「土日ごとに1か月かけて片付ける」といった長期的な計画を立てて取り組むことも大切です。

業者に頼むときに確認したいこと

  • 見積もりで、積み重なったごみの下の層まで見てもらえるか(当日の追加料金を防ぐ)
  • 貴重品や重要書類を探しながら仕分けてもらえるか
  • ライター・スプレー缶・電池などの危険物を分別してもらえるか
  • 買取できる物を費用から差し引いてもらえるか

とはいえ「片づけを手伝ってくれる人がいない」「早急に家のゴミをすべて片付けるよう求められている」といった状況もあるでしょう。そんなときに頼りになるのが、不用品回収業者です。ゴミ屋敷の片づけは清掃業者や便利屋も請け負ってくれますが、不用品回収業者であれば普通のゴミだけでなく、大型家具や家電など、処分が難しい大型ゴミもまとめて回収してもらえるため非常に便利です。最近では「ゴミ屋敷を片付けます」と謳う不用品回収業者も増えているので、片付けを依頼したい方はインターネットなどでお近くの業者を探してみましょう。

また、すぐにまとまったお金を用意できず、後払いで対応してほしいという場合は、「便利屋サービス21」がおすすめです。現金での分割払いや自社ローン払いにも対応してくれるため、クレジットカードをお持ちでない方でも安心して依頼できます。

困ったとき!!何でも頼める便利屋さん>>便利屋サービス21<<

まとめ

ゴミ屋敷の片付け費用は、トラック何台分になるかでほぼ決まります。当社の実績では一般的な片付けがトラック1台で6万円ほど、ゴミ屋敷ではそこから1台あたり2万〜4万円ほど高くなるのが目安です。

ゴミ屋敷は時間をかけてできあがるものなので、片付けも一朝一夕では終わりません。「人に見られるのは恥ずかしい」と感じる方もいるかもしれませんが、片付けが長引くほど、ごみによって家自体が傷んでしまいます。一人で悩まず、まずは見積もりだけでもご相談ください。

ゴミ屋敷・お部屋の片付けのご相談はこちら(東京・埼玉、お見積もり無料)

暮らし・住宅に関する情報サイトを紹介

空き家買取イエタス

日本全国の空き家買取を専門とするサービスです。お問い合わせから最短12時間のスピード査定や最短数日での現金化に対応しており、遠方で管理できない物件なども現地立ち会い不要でスムーズに売却できます。徹底した秘密厳守のもと、固定資産税などの負担や悩みをスピーディーに解消します。

住建メディア

住まい・建築業界のトピックを分かりやすく届けるニュース&コラムサイト。施工事例、建材情報、業界動向をタイムリーに発信しています。

IETOKI

「家」と「時」を大切にする暮らしメディア。家づくりの楽しさや、長く快適に住まうための知恵を共有します。住宅のリフォームや不用品の処分などについても載っています。

住まい発見隊

住まいの魅力や選び方をわかりやすく伝える、発見がいっぱいの住宅メディアです。片付けやリフォーム費用などについても多くのコラムが載っています。

関連記事
片付け業者と不用品回収業者の違い|実際の依頼内容で比較
親が施設へ入居するときの実家片付け|残す物・処分の順番

株式会社パワーセラー代表 臺真樹

著者:臺 真樹(うてな しんじ)
株式会社パワーセラー代表。創業21年(2005年創業)の不用品回収・買取業界で「捨てずに活かす」を実践。テレビ朝日「スーパーJチャンネル」など多数のメディア出演実績あり。あいおいニッセイ同和損保(上限1億円)加入、古物商許可431090015198・産業廃棄物収集運搬業許可(東京都 第1300150656号/埼玉県 01102150656/千葉県 第01200150656号/神奈川県 01400150656)・第一種フロン類充塡回収業者登録(東京都 13106584/埼玉県 第12270040号/千葉県 12A114125号/神奈川県 神(気水) 第1-3724号)保有。代表はNPO法人ロータスチルドレンの理事として、マニラのスラム街で教育支援「TERAKOYA」を運営。詳細はこちら|当サイトの調査・選定ポリシー

遺品整理

遺品整理

遺品整理・処分できないゴミでお悩みの方へ
当社へお任せください。

詳細はこちら

関連記事