古い消火器の処分に困った!捨てる方法を教えて下さい
火災が発生した際の頼もしい味方が、消火器ですよね。いざというときに安心ですが、設置したまま放置していませんか?
消火器には期限が設けられており、期限が過ぎたものは使用できません。新しい消火器を購入し、古いものはリサイクル処分することが推奨されています。では、消火器はどのようにリサイクル処分すれば良いのでしょうか。
ここでは、消火器の正しい処分方法について解説していきます。
消火器は特定の方法で処分する
消火器の処分は、専門的な知識や設備が必要となるため、自治体では受け付けてくれません。そこで効率的かつ適正に消火器をリサイクルできるように、「廃消火器リサイクルシステム」ができました。こちらで定められた方法に従えば、消火器を処分可能です。
処分回収された消火器は、粉末消火薬剤・本体容器・蓋や投入管一式に分類され、およそ9割が再資源化されます。
処分対象となる消火器は、
「消費期限を過ぎたもの」
「変形したもの」
「凹み・傷・錆があるもの」
「腐食しているもの」
などです。なお消費期限は、一般消火器は製造より10年、住宅用消火器は製造より5年です。
では、以下で詳しい消火器の処分方法をご紹介します。
消火器をリサイクル処分する方法3つ
消火器を処分する方法は主に以下の3つです。
1 特定窓口に引取依頼する
特定窓口は、消火器販売店や防災・防犯を担っている事業所のことです。全国にある特定窓口に連絡すれば、引き取りに来てくれます。
費用は、「リサイクル費用」と「運搬費用・保管費用」が必要となります。運搬費用は地域や距離によって異なります。
詳しい場所は消火器リサイクル推進センターの公式HPにて確認できます。
2 特定窓口または指定引取場所に持ち込む
特定窓口または指定引取場所に消火器を持ち込むことで、処分回収してもらえます。指定引取場所とは、消火器メーカー営業所・消火器工業会が指定した廃棄物処理業者です。
費用はリサイクル費用のみです。
3 ゆうパックで発送する
エコサイクルセンターに申し込みをし、ゆうパックを利用して発送する方法です。申込みをすれば発送用の専用箱が届くので、消火器を梱包してその箱に入れ、郵便局に引取回収依頼または持ち込みします。
回収費用は「6,270円(税込)」です。
※2020年3月現在
消火器を処分に出す際の注意点
消火器を処分に出す前には、以下の2つのポイントに注意しましょう。
1 消火器の薬剤が漏洩しないように処置すること
消火器を運搬中に中身が飛び出す恐れがあるので、処分前には中身が出ないようにしっかりと処置しましょう。
消火器に安全栓があれば、ストッパーが固定されるようにセットします。もし安全栓がなければ、ストッパーをテープなどで固定すればOKです。
老朽化や凹み・傷によって中身が漏れている場合は、頑丈な袋に入れましょう。
2 エアゾール式(スプレー式)消火器・外国製消火器は対象外
国産の消火器ならほとんど処分が可能ですが、エアゾール式や外国製消火器は対象外となります。
スプレータイプの場合は、自治体の「スプレー缶」として処分ができるケースが多いです。お住まいの自治体に確認してください。ゴミとして出す場合は中身を使い切って、空き缶や金属類で出しましょう。
なお不用品回収業者である当社・パワーセラーでも、消火器の回収処分を承っております。東京・神奈川・千葉・埼玉の対象エリアにお住まいのお客様宅へと出張回収致します。
ご連絡いただければ即日対応も可能!ぜひお気軽にお問い合わせください。
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