残土の処分回収費用はどのくらい?実際に費用を調べました!
園芸や菜園で使用した土をどのように処分すればいいのか、そして費用がどれくらいかかるのか迷っている方も多いと思います。
ここでは、残土の処分方法や費用について実際に調査したので、ご紹介します。
土はほとんどの自治体では処分できない
まず最初に、土をゴミとして処分できるのか気になりますよね。
残念ながら、各自治体において土は「処理困難ゴミ」となるため、ゴミとして出せないケースがほとんどです。
実際に各自治体へ処分依頼をお願いすると、「専門業者に依頼してください」と案内されることがほとんどです。
ただし一部の自治体では回収を行っているところもあります。
◯品川区
家庭の園芸用であり、異物を取り除いた土なら回収が可能。
指定曜日・時間に指定場所へ持参。一度の量はプランター2個分くらいまで。
◯中央区
中央区では、家庭の園芸用土を回収して再生する取り組みを行っている。
品川区と同じく、指定曜日・時間に指定場所まで持参することで可能。
1日に20リットル袋ひとつまで。
専門業者に残土を回収依頼した場合の費用は?
前述の通り、自治体では回収してもらえないことがほとんどなので、専門業者に依頼することになります。専門業者に依頼すれば自宅まで回収しに来てくれるので、手間が少なく便利です。では、費用はどのくらいかかるのでしょうか。以下、土の回収を行っている業者の費用を見てみましょう。
◯土・砂の回収を行っている東京都の業者
・回収対象:園芸で使用した土、未使用の土など
・費用:基本料金+回収料金+消費税
基本料金(出張費)… 500〜2,000円(住居地区によって変動)
回収料金 … 60〜150円/kg(土の状態やプランターの有無によって変動)
◯渋谷区のリサイクル事業専門会社
・回収対象:ガーデニングで不要になった土、鉢ごと要らなくなった土など
・費用:基本料金+回収料金
基本料金 … 500〜3,000円(地域によって変動)
回収料金 … 1kgごとに40円
◯朝霞市 株式会社アシスト
明らかに有り余ってしまった土の処分…
・大プランター2鉢、8号鉢に10個分の土に、袋から出していない10リットル腐葉土3袋の処分をしたい
条件としてはかなりの量に思えますね。少なくとも一般ゴミとして処分するのは非常に難儀な量なので、業者へ依頼するのがベターとなるでしょう。
そこで、実際に朝霞市の廃棄物処理専門業者へ確認をとってみました。
A.その程度の量でしたら、問題なく回収が可能です。
A.持込を行った場合、業者にもよりますがこちらでは1kg50円単位での回収を行っています。
と、このような答えが返ってきました。
基本的には持込を行った場合、一家庭内で使用できた程度の量ならば十分に引き取ってもらえるようですね。
ただし、業務用等で発生する大量の土の処分はさすがに業者でも難しく、具体的には2tトラックに搭載できる以上の分量になると不可能となるようです。
関連記事
-
水性や油性ペンキの処分費はいくら?費用相場をお教えします
ペンキを回収してもらうときには、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。ここでは、自治体や業者に依頼した際のペンキ回収処分費用を調べてみました。 自治体に回収してもらう場合の費用は? 自治体では多くの場合、ペンキ材料が少なければ、中身を不要な紙や布で拭き取って乾燥させたら燃えるゴミ・残った缶は燃えないゴミとして処分できます。 “中身のペンキは不要な紙や布に染み込ませてから中身の見える袋又は容器に入れ「燃やすごみ」の日に集積所にお出しください。 容器の缶は中身の見える袋に入れて「燃やさないゴミ」の収集日に集積所にお出しください。” 引用:東京都中央区 東京都目黒区・武蔵野市・三鷹市・神戸市などでは、上記のような方法で処分することが可能です。 ただし、ペンキの中身が大量に余っていたり未開封の場合は回収してもらうことは難しいです。東京都江東区・杉並区・北区・中野区・練馬区・新宿区では、
-
重いレンガやコンクリートの処分費用は?相場はどれくらい?
重いレンガやコンクリートブロックを処分するときに、費用はどのくらいかかるでしょうか?ここでは、実際にレンガやコンクリートブロックの処分費用がどのくらいになるのかを調べてみました。 ぜひ、参考にしてみてください。 自治体にコンクリートブロックやレンガを回収してもらう場合の費用は? レンガやコンクリートブロックは、各自治体の中には回収不可能な産業廃棄物扱いとなるので、回収してもらうことができません。 ◯東京都北区の場合 レンガ・コンクリート・ブロックは粗大ごみとして収集不可。 ◯東京都港区の場合 ブロックなどのコンクリートやレンガは収集不可。 ◯千葉県千葉市 コンクリートブロックは千葉市では収集できません。 ただし全ての自治体で収集できないわけではありません。一部の自治体では、粗大ごみまたは燃えないゴミとして受付している場合もあります。 ◯神奈川県相模原市の場合 指定の場所への持ち込
-
物干し台のコンクリートを処分するときに費用はいくらかかる?
ブロックに代表されるコンクリート材質のゴミは、粗大ごみとしてそのまま処分するか、市から紹介してもらう産業廃棄物処理場へ引き取り依頼を行う事が基本的な処分方法となります。 今回は東京都や埼玉県の各自治体や、紹介された業者へと問い合わせを行い、実際にどれ位の費用がかかるのかを査定してもらいました。 物干し台コンクリートを自治体に依頼した場合の費用 自治体の中には、物干し台のコンクリートを回収してもらえないケースが多いです。 たとえば東京都三鷹市・埼玉県朝霧市・和光市では、物干し台のコンクリート台は回収できません。この場合は、その地域にある専門業者に依頼することとなります。 しかし中には、回収を受け付けてくれるところもあります。以下、一例をご紹介しましょう。 ◯東京都目黒区の場合 物干し台(コンクリート1対) 1,000円 ◯東京都八王子市 物干し台(コンクリートの土台を含む) 1
-
ブロックやレンガの処分費用についてズバリお答えします!
ガーデニングや庭・駐車場の整備したときに出てくるブロックやレンガのゴミ。これらを処分するとき、費用は一体どれくらいになるのでしょうか?相場が気になりますよね。 ここでは、実際に調査した価格をご紹介します。 ブロックやレンガを自治体で回収するときの費用は? ブロックやレンガは「産業廃棄物」として判断されることが多いため、残念ながらゴミとして出すことはできないケースが多いです。たとえば東京都の以下の区では、受付できない旨が明記されています。 ◯東京都港区の場合 「園芸やペットの世話などで使用した土・砂や石、ブロックなどのコンクリート、レンガは、ごみではないため、区では収集できません。」 引用:港区公式ホームページ ◯東京都北区の場合 「土、石、砂、コンクリート、レンガは、区のごみ収集には出せません。」 引用:北区公式ホームページ しかし自治体の一部では、レンガやブロックを粗大ごみとして
-
庭木を回収処分をするのに必要な費用を実際に調査しました
庭木の伐採と処分の費用、実際に確認してみました まず木を処分するに際してですが、ある程度の大きさの物なら通常の燃えるごみでの回収や持込みでの引き取りも可能です。朝霞市ではこのように規定されています。 【朝霞市と業者で回収可能な木】 枝・幹・根:直径が5cm以下のもの(長さは50cm未満限定) → 燃やすごみ 上記以外のもの(長さ180cm未満)→ 不用品処理業者の粗大ゴミ 市では一定以下のサイズならば業者での回収が行われていますが、木の伐採からの回収は行っておらず、また長さ180cm以上の物になると「処理困難ゴミ」以上に、業者へ処分依頼を行うのも難しいサイズになってくる為、大きな庭木を”伐採”する場合、手段としては造園業者への依頼一択になります。 そこで今回は埼玉県の造園業者に伐採回収を含めての処分費用を査定していただきました。 査定してもらったのは高さ4メートル、幹の太さ30センチ
-
庭石の回収処分費用を解説!相場についてお答えします
「庭石を処分したいけど、どれくらいの費用がかかる…?」とお困りではありませんか? ここでは、庭石を捨てるときの費用について、実際にいくつかの企業に調べてみました。 費用を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。 庭石を処分したい方必見!実際に見積もりを依頼しました まず最初に、庭石は自治体において「処理困難ゴミ」に分類されているため、ゴミとして出すことができません。 そのため各自治体に回収依頼を頼んでも、片づけ業者や庭木屋へと依頼するように案内されます。 造園業者や専門業者で処分できないケースでは、不用品回収業者に回収の依頼をするのが良いかもしれません。不用品回収業者なら、比較的安く庭石を処分してくれるかもしれません。 しかしどの業者でも必ず引き取ってくれるわけではないので、事前に確認してみましょう。 ● 庭石の処分費を査定依頼 という事で今回私たちが実際に査定依頼を申込みしてみまし
新着記事
-
ズバリ!物置を処分するのに最適な4つの方法・費用はコレだ!
経年劣化した物置が台風・地震などで倒壊してしまったら、その破片が自宅や隣家に飛んで二次被害を引き起こす可能性があります。また、物置に蜂の巣を作られたりしたら厄介ですよね! 物置の処分方法は分類すると主に2つあります。「自分で解体・運搬して処分する方法」か、「業者に依頼して処分する方法」です。 「どっちの処分方法が良いの…?」て、気になりますよね? 今回は物置の処分方法や費用を紹介しながら、最も最適な方法を伝授いたします!ぜひ、参考にしてくださいね。 ★不要となった物置をそのまま放置しておくのは危険です!★ 物置を自分で解体・処分する方法 まずは、自分で物置を処分する方法についてご紹介します。 自分でやる処分方法としては、「解体してゴミ処分」または「メルカリまたはヤフオクにてそのまま出品」の2通りです。 ◯スチール製
-
重いレンガやコンクリートの処分費用は?相場はどれくらい?
重いレンガやコンクリートブロックを処分するときに、費用はどのくらいかかるでしょうか?ここでは、実際にレンガやコンクリートブロックの処分費用がどのくらいになるのかを調べてみました。 ぜひ、参考にしてみてください。 自治体にコンクリートブロックやレンガを回収してもらう場合の費用は? レンガやコンクリートブロックは、各自治体の中には回収不可能な産業廃棄物扱いとなるので、回収してもらうことができません。 ◯東京都北区の場合 レンガ・コンクリート・ブロックは粗大ごみとして収集不可。 ◯東京都港区の場合 ブロックなどのコンクリートやレンガは収集不可。 ◯千葉県千葉市 コンクリートブロックは千葉市では収集できません。 ただし全ての自治体で収集できないわけではありません。一部の自治体では、粗大ごみまたは燃えないゴミとして受付している場合もあります。 ◯神奈川県相模原市の場合 指定の場所への持ち込
-
物干し台のコンクリートを処分するときに費用はいくらかかる?
ブロックに代表されるコンクリート材質のゴミは、粗大ごみとしてそのまま処分するか、市から紹介してもらう産業廃棄物処理場へ引き取り依頼を行う事が基本的な処分方法となります。 今回は東京都や埼玉県の各自治体や、紹介された業者へと問い合わせを行い、実際にどれ位の費用がかかるのかを査定してもらいました。 物干し台コンクリートを自治体に依頼した場合の費用 自治体の中には、物干し台のコンクリートを回収してもらえないケースが多いです。 たとえば東京都三鷹市・埼玉県朝霧市・和光市では、物干し台のコンクリート台は回収できません。この場合は、その地域にある専門業者に依頼することとなります。 しかし中には、回収を受け付けてくれるところもあります。以下、一例をご紹介しましょう。 ◯東京都目黒区の場合 物干し台(コンクリート1対) 1,000円 ◯東京都八王子市 物干し台(コンクリートの土台を含む) 1
-
ブロックやレンガの処分費用についてズバリお答えします!
ガーデニングや庭・駐車場の整備したときに出てくるブロックやレンガのゴミ。これらを処分するとき、費用は一体どれくらいになるのでしょうか?相場が気になりますよね。 ここでは、実際に調査した価格をご紹介します。 ブロックやレンガを自治体で回収するときの費用は? ブロックやレンガは「産業廃棄物」として判断されることが多いため、残念ながらゴミとして出すことはできないケースが多いです。たとえば東京都の以下の区では、受付できない旨が明記されています。 ◯東京都港区の場合 「園芸やペットの世話などで使用した土・砂や石、ブロックなどのコンクリート、レンガは、ごみではないため、区では収集できません。」 引用:港区公式ホームページ ◯東京都北区の場合 「土、石、砂、コンクリート、レンガは、区のごみ収集には出せません。」 引用:北区公式ホームページ しかし自治体の一部では、レンガやブロックを粗大ごみとして
-
庭木を回収処分をするのに必要な費用を実際に調査しました
庭木の伐採と処分の費用、実際に確認してみました まず木を処分するに際してですが、ある程度の大きさの物なら通常の燃えるごみでの回収や持込みでの引き取りも可能です。朝霞市ではこのように規定されています。 【朝霞市と業者で回収可能な木】 枝・幹・根:直径が5cm以下のもの(長さは50cm未満限定) → 燃やすごみ 上記以外のもの(長さ180cm未満)→ 不用品処理業者の粗大ゴミ 市では一定以下のサイズならば業者での回収が行われていますが、木の伐採からの回収は行っておらず、また長さ180cm以上の物になると「処理困難ゴミ」以上に、業者へ処分依頼を行うのも難しいサイズになってくる為、大きな庭木を”伐採”する場合、手段としては造園業者への依頼一択になります。 そこで今回は埼玉県の造園業者に伐採回収を含めての処分費用を査定していただきました。 査定してもらったのは高さ4メートル、幹の太さ30センチ
-
庭石の回収処分費用を解説!相場についてお答えします
「庭石を処分したいけど、どれくらいの費用がかかる…?」とお困りではありませんか? ここでは、庭石を捨てるときの費用について、実際にいくつかの企業に調べてみました。 費用を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。 庭石を処分したい方必見!実際に見積もりを依頼しました まず最初に、庭石は自治体において「処理困難ゴミ」に分類されているため、ゴミとして出すことができません。 そのため各自治体に回収依頼を頼んでも、片づけ業者や庭木屋へと依頼するように案内されます。 造園業者や専門業者で処分できないケースでは、不用品回収業者に回収の依頼をするのが良いかもしれません。不用品回収業者なら、比較的安く庭石を処分してくれるかもしれません。 しかしどの業者でも必ず引き取ってくれるわけではないので、事前に確認してみましょう。 ● 庭石の処分費を査定依頼 という事で今回私たちが実際に査定依頼を申込みしてみまし